基本的にこのブログは多少なりとも“読んでて楽しい”を目標に書いてるのですが
今回はもう自分が書きたいことを書きたくて書くよ。
横浜関係者以外の方にはなんのこっちゃのブログですが、私が愛してやまないFAR EASTというバーが閉店しちゃった件について書きます。
この写真、営業最終日だったけどこの前後マジで引くぐらい泣いたからね…。
FAR EASTは10年近い年月、私の心の支えになってくれていました。
通いはじめて最初の頃からはスタッフもひとりを除いて入れ替わり、ずっといたのは私のお兄ちゃん的存在のあっちゃんです。
母が死んだ夜も私はFAR EASTにいました。
うちは母子家庭で、母がいなくなって、それまで父の不在を肌で感じたことは無かったけれど
母が死んで急に2人分悲しくなりました。
どうしてもひとりで家にはいれなくて、
FAR EASTに電話してあっちゃんに「お母さんが死んだから、ひとりでいたくないんだけど周りの人に心配かけたくないから、私がちょっと様子がおかしくても飲みに行ってもいいかな?」
と確認してから行きました。
カウンターに座って、あっちゃんが周りにわからないように母のために献杯してくれました。
それでも隣に座っていた常連の、FAR EASTカウンターの守護神ひなたさんが気付いてくれて「どうしたの?」
「母が今日亡くなったんです。誰かといたいからここにきました。」
「お母さんの功績はりんを産んだことだね。俺はりんと話すのが好きだから、お母さんに感謝だね。」
と言ってくれて、その言葉にたまらず泣いてしまったし、とても救われました。ありがとうございました。
(りんは私のホステス時代の源氏名で昔からの知り合いは大体私のことをりんと呼んでます。)
かように私にとっては大切な場所だったけど世の不景気も転換期もありで閉店すると聞いた時にはショックで信じられなかった。
母が癌になった時もそうだけど、私は大切なこととのお別れは余り脳に入ってこないタイプのようです。
とあるお客さんにFAR EASTの閉店について話したところ
「そのバーが閉まるのは梨絵ちゃんが悪いね。」
と言われました。
「なんで?」
「潰れてほしくなかったり無くなったりして欲しくないお店にはちゃんと通ってお金を落とさないといけないんだよ。そのお店がなくなっちゃうのは皆んなの責任だよ。」
「道理でココロによく来てくれてるーーー!」
その頃うちのお店がマジで暇だったので心配してくれてたみたいです。
というわけで私もなくなって欲しくないものにはきっちりお金を遣おうと思えました。
そして最近うちのお店もマジで暇なので潰れたらお店に来てくれないみんなの所為なので
うちがなくなったらみなさんに呪詛の言葉を送り続けてやるからな!!
Lounge COCORO
待ってるよ!!!
というわけで最後はきっちり営業挟みましたが。
FAR EASTとあっちゃんに愛と感謝と敬意を込めて。
RIEZOでした!